Budget Amount *help |
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
|
Research Abstract |
1.ベーチェット病 (1)ベーチェット病の病因遺伝子の解明 ベーチェット病の疾患感受性遺伝子としてHLA-B51が関わっていることは以前より知られているが,本年度はHLA-B,-C遺伝子を含むYACクローンをpWE15コスミドベクターにサブクローニングし,約600kbのコスミドコンティグを作製した.さらにFISHによりその約240kbが第6染色体領域である事を確認した.また現在cDNAライブラリーのスクリーニングおよびショットガンシークエンシングによるゲノムの塩基配列決定も進行中である. (2)ぶどう膜炎の免疫病態に関する研究 ヘルパーT細胞のサブセットであるTh1とTh2は産生サイトカインにより分類されるが,これまではクローニングによって解析されていた.我々は長期間培養する事なく,細胞内のサイトカインを染色してフローサイトメーターで解析する事で,末梢血におけるサブセットの比率を直接求める手技を確立した.これにより活動性のベーチェット病患者はTh1優位であり,疾患の寛解とともにTh2サブセットの比率が高まる事が明らかとなった. 2.原田病 本年度は,これまでの我々の研究で明らかとなった原田病疾患感受性遺伝子であるHLA-DR4のサブタイプであるDRB1^★0405をヒト悪性黒色腫細胞にトランスフェクトした.今後これを用いて疾患の原因となる抗原の決定をおこなう.
|