Project/Area Number |
07771604
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Morphological basic dentistry
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
高橋 一郎 大阪大学, 歯学部・口腔細菌学, 助手 (20206791)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 感染免疫 / 粘膜免疫 / 細菌毒素 / T細胞 / サイトカイン |
Research Abstract |
腸管感染症を惹起する病原細菌のひとつである毒素原性大腸菌の産生する易熱性毒素を,マウスに経口的に投与した際に誘導される,抗原特異的免疫応答を,B細胞とT細胞レベルの両面から解析した.特に抗原特異的なB細胞応答の経時的な推移(抗体のアイソライプの変動)に伴う抗原特異的T細胞サブセットの選択的活性化(T細胞のサイトカイン発現様式)に注目して検討した. 1.毒素原性大腸菌(ETEC)の培養菌体超音波破砕物から硫酸アンモニウム塩析法,ゲル濾過法,アフィニティーカラムクロマトグラフィー法により,易熱性エンテロトキシン(LT)を分離精製した. 2.ETECの産生するLTのうち,Bサブユニットをコードする遺伝子(LT-B遺伝子)をクローニングし,次にこのLT-B遺伝子を遺伝子大量発現系を用いて,組換えタンパク性として大量に生産させた後,1で上述したのと同じ方法で分離精製した. 3.LTを経口的に接種したマウスにおいて誘導される抗原(LT-B)特異的抗原価の程度を,粘膜局所と全身系に分けて,ELISA法やELISPOT法を用いて定量的に調べた.その結果,粘膜局所でIgA,血清中ではIgG抗原価の上昇が認められた。 4.LTを経口免疫したマウスの腸管隣在リンパ組織(パイエル氏板,腸管粘膜固有層,および腸管上皮層)から分離したCD4陽性T細胞はLT-B特異的にIFN-_γ,IL-4,IL-5などのサイトカインをmRNAとタンパク質レベルで産生することが明らかになった.
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)