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シェ-グレン症候群の唾液腺実質細胞におけるアポトーシスとFasの発現

Research Project

Project/Area Number 07771621
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Morphological basic dentistry
Research InstitutionNagasaki University

Principal Investigator

柴田 恭明  長崎大学, 歯学部, 助手 (80253673)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Keywordsシェ-グレン症候群 / 唾液腺 / アポトーシス / Fas
Research Abstract

これまでに、シェ-グレン症候群(SS)口唇小唾液腺実質の破壊・消失はアポトーシスによるものであり、さらにこのアポトーシスにFasが関与している可能性をin situ TdT(TdT)反応およびFas免疫染色を用いて示してきた。本年度の計画は、1)摘出されたSS唾液腺から電顕標本を作成し、形態的にアポトーシスを確認する。2)さらにTdT陽性細胞の形態を、電顕的に検索する。3)ヒトFas cDNAを用いてSS唾液腺にISHを施し、mRNAレベルでFasの発現を追認することであった。今回、1)摘出されたSS小唾液腺組織を電顕用に包埋し、電顕観察をおこなったが、典型的なアポトーシスの像は観察されなかった。そこで、TdT反応が顕著に陽性であったパラフィン標本から唾液腺小葉を切り出し、電顕用標本を作成し、超薄切片として電顕観察をおこなったところ、導管細胞に細胞質および核の濃縮、細胞質の空胞化、および典型的なapoptotic bodyが観察された。これらの結果は、TdT反応陽性細胞すべてが典型的なアポトーシス像を示すものではなく、DNAフラグメンテーションをおこしていながら形態的には正常な核が多数存在することを示唆している。これを明らかにするために、現在、2)電顕切片におけるin situ TdT反応を実行中である。3)について、ヒトFas cDNAをチミンダイマー化し、SS小唾液腺にIn situハイブリダイゼーションを施行したところ、導管・腺房細胞に顕著なFas mRNAの発現がみられた。これは、Fas免疫染色の結果と一致し、SS実質細胞におけるFasの発現をタンパク・mRNAレベルで確認できた。すなわち、少なくともSS唾液腺導管の消失はアポトーシスによるものであり、これにFasが関与することが強く示唆された。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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