Project/Area Number |
07771711
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
病態科学系歯学(含放射線系歯学)
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
関 健次 昭和大学, 歯学部, 講師 (00245820)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1995: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | 顎骨内インプラント / X線CT / 再構成画像 / 多機能断層装置 / 顎骨形態 / 頬舌断像 / 診断用ステント |
Research Abstract |
顎骨内インプラントを行うにあたって、顎骨形態を正確に把握することは重要なことである。そのためにはX線検査は必要不可欠であるが、通常パノラマX線写真のみで行われていることが多い。インプラントをより安全かつ正確に埋入するためには、顎骨の頬舌断方向の画像が必要である。これらの画像は、特に、フィクスチャーの埋入方向、埋入長さなどを決定する上で重要である。当施設では、顎骨に対する頬舌断像を得る方法として、CTの再構成画像を用いた「DentaScan」と多機能断層装置である「Scanora」を有している。本研究の目的は、それぞれにおいて得られる画像の正確さを検討することである。方法は、人乾燥頭蓋骨を用いてそれぞれの方法で撮影を行い、得られた画像と実際の形態などを比較検討した。その結果、「DentaScan」 「Scanora」とも顎骨形態および顎骨内部の構造を正確に表現しており、画質的には十分であった。このことより、どちらの画像もインプラントの術前検査に十分応用できるものと考えられる。しかし、画像化された位置が口腔内において正確に把握できなければ検査を行う意味が減少する。この点においては、「DentaScan」の方が再構成されている位置が正確に把握できるため、画像化されている位置が口腔内でも把握しやすい。しかし、どちらの場合にしても、診断用のステントを作成し検査を行うことで、より正確に画像と口腔内とが一致させることができる。結論としては、インプラントを埋入する場合、診断用ステントを用いて顎骨の頬舌断像を手に入れることが重要であると言えた。
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