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歯肉線維芽細胞の組織特異性に関する研究

Research Project

Project/Area Number 07771744
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Conservative dentistry
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

島袋 善夫  大阪大学, 歯学部, 助手 (50231361)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1995: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywords歯肉線維芽細胞 / 組織特異性 / 細胞接着分子 / ヒアルロン酸 / CD44 / インテグリン
Research Abstract

ヒト歯肉線維芽細胞(HGF)およびヒト皮膚線維芽細胞(HDF)上に認められる各種細胞接着分子の発現パターンをフローサイトメーターを用いて検討した。その結果、VLAインテグリンは、β1、α5の発現量が高く、α4、α6は発現量が低く、CD44は高い発現量を示し、ICAM-1は発現が認められるもののその発現量は低かった。HDFと比較すると、HGFはICAM-1の発現が低い傾向を示したが、他の接着分子の発現パターンにおいては著明な差はみられなかった。HGFおよびHDFのT細胞との細胞間接着はT細胞をPMA処理することにより亢進した。HGFと活性化T細胞間の接着は抗VLAインテグリンβ1抗体によって阻害されたがHDFとT細胞間の接着は同抗体では阻害されずむしろ抗LFA-1抗体あるいは抗ICAM-1抗体により効率よく阻害された。さらにHGFあるいはHDFをIFNγ刺激することにより活性化T細胞との接着は亢進したが、この接着はHGF、HDFともに抗LFA-1抗体あるいは抗ICAM-1抗体により効率よく阻害された。一方インテグリン分子が機能しない4℃の条件下では活性化T細胞と線維芽細胞の接着は、HGF、HDFともにヒアルロン酸(HA)への結合を阻害する抗CD44抗体により強く阻害され、興味深いことに、HDFはHGFに比較してT細胞への強い接着を示した。このことは、T細胞と線維芽細胞の接着にはCD44/HAを介した経路が関与し、HDFはHGFに比較してCD44/HAを介した接着がより強く関しているものと考えられた。またHGFのHA産生量はHDFに比較して有意に低い値を示した。HGF、HDFからのHAの産生およびHGFとT細胞との接着はPMA刺激によって上昇し、この亢進した接着は抗CD44抗体によって著明に阻害されることが明らかとなった。従って、HDFと比較してCD44/HAを介した接着、及びHAの産生が低かったHGFも、活性化されることにより、これら機能は増強されうることが示唆された。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] S.Shimabukuro: "Antigen-presenting-cell function of interferon γ-treated human gingival fibroblasts" J.Reriodont.Res.31(in press). (1996)

    • Related Report
      1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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