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LPS-タンパク質複合体がT細胞とB細胞の相互作用におよぼす影響について

Research Project

Project/Area Number 07771770
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Conservative dentistry
Research InstitutionNagasaki University

Principal Investigator

谷 真彦  長崎大学, 歯学部, 助手 (70188374)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
KeywordsPorphyromonas gingivalis / 抗原性タンパク質 / LPS / cytotoxity
Research Abstract

歯周病原性菌の一つであるPorphyromonas gingivalis(P.g)381株の膜分画を高速液体クロマトグラフィを用いて、クロマトフォーカシングカラムとゲルろ過カラムにかけ、47kDaタンパク質を精製した。この精製したサンプルに二次元電気泳動後銀染色を行った結果、分子量約47kDa、pI約4.5の単一のタンパク質スポットと、その周辺にスメア-に染色される物質が確認された。次に、この精製したサンプルをマウスに免疫しハイブリドーマを作製した。その結果、P.g-LPSと47kDaタンパク質に反応するモノクローナル抗体(mAb)が得られた。これらのmAbのうち、精製した47kDaタンパク質に反応するmAb(mAb G-V)はP.gの膜分画で多くの歯周炎患者の血清IgGと反応した47kDaタンパク質と反応し、P.g-LPSと反応するmAb(mAb A-I)は、47kDaタンパク質の周辺のスメア-に染色される抗原性物質に反応した。これらのmAb G-VとA-Iを用いてP.g以外の歯周病原性菌との交差反応を調べた結果、47kDaタンパク質とその周辺の抗原性物質は共にP.gに特異的であることがわかった。
次に、47kDaタンパク質の免疫学的活性を調べる意味で、まずマウス脾細胞に対するマイトジェン活性を調べた。その結果、対照として用いたP.g-LPSは濃度依存的にマウス脾細胞に対してマイトジェン活性を示したのに対して、精製したサンプルでは逆にcytotoxityが認められた。また、熱処理したサンプルとの比較によりそのcytotoxityは47kDaタンパク質ではなく、その周辺のスメア-に染色される抗原性物質にあることが示唆された。今回の結果からは、精製した複合体がT細胞とB細胞の相互作用におよぼす影響については明らかにすることはできなかったが、精製物中のスメア-に染色される抗原性物質はLPSと同じ抗原決定基を持ちながら、cytotoxityも持つという貴重な結果が得られた。今後は精製物とLPS中の糖の分析を行い精製物中のスメア-に染色される抗原性物質がLPSとどのような違いがあるかを調べる必要がある。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 谷真彦他: "Porphyromonas gingiralisの抗原性タンパク質の精製について" 日本歯周病学会会誌. 37. 151 (1995)

    • Related Report
      1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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