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歯根膜細胞の有無が歯槽骨再生に及ぼす影響についての基礎的研究

Research Project

Project/Area Number 07771783
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Conservative dentistry
Research InstitutionShowa University

Principal Investigator

大峡 淳  昭和大学, 歯学部, 助手 (40266169)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords歯周組織再生 / 歯槽骨再生 / 歯根膜細胞
Research Abstract

歯周病の治癒に対する理想的な治癒形態は、歯周組織の再生であり、歯根膜組織由来及び歯槽骨由来の細胞が重要な役割を演じている。そこで近年それらを選択的に誘導するGTR法が考案されたが、骨の再生は非常に少ないことが明らかとなり、それに比べインプラントにおいてGTR法を応用した場合では十分な骨の再生が得られることが報告されている。これらの違いに対する明確な答は得られていないが、歯根膜由来細胞が骨芽細胞様細胞であるとする報告や歯根膜組織が正常な場合石灰化抑制因子を産生しているとの報告などがある。そこで今回、この歯根膜の存在の有無が、歯周組織再生特に歯槽骨の再生にどのような影響を及ぼすか、またその要因は何かを明確にすることを目的として実験を行った。
成犬の前臼歯を抜歯し治癒させた後、他の前臼歯を歯根膜有り群、歯根膜無し群に分け、その抜歯窩治癒部に移植し、その頬側に骨欠損を作製した。その結果、歯根膜有り群と無し群との間で、骨欠損内でのセメント質及び歯槽骨の再生量に有為な差は認められなかった。その考察として、移植歯であってもsubmergeでGTR法を行った場合、今回採用した程度の大きさの骨欠損では両群とも良好に治癒し、歯根膜の有無の骨形成への影響が確認できなかったものと考えられた。そのため大幅に骨欠損を拡大し同様の実験を行ったところ両群間に差が認められたので、現在例数を増やしその再現性を確認している。それに並行して、その両群の骨欠損内に形成された新生肉芽組織の生化学的検索を行ったが、アルカリフォスファターゼ活性やtypeIコラーゲン量に若干の差が認められ、現在その再現性の確認を行っている。またその新生肉芽組織のラット膜腔内への移植を開始した。今後、両群からの新生肉芽組織の器官培養における培養上清中のPGE_2やMMP-1などの測定や、out growthさせた細胞のmineralized bone nodule形成能を検討していく予定である。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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