Project/Area Number |
07771785
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Conservative dentistry
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
小杉 禎久 昭和大学, 歯学部, 助手 (00255879)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 三次元培養法 / レーザー照射 / 細胞付着 |
Research Abstract |
【目的】 本研究は、コラーゲン・ゲルを用い性状の異なる歯根面に歯周組織を構成する細胞がいかなる相互作用をもって付着するかを三次元的に観察し、比較検討するものである。 【前実験およびその結果】 観察を行う処理歯根面は、無処理群・機械的処理群(スケーリング・ルートプレーニング)・化学的処理群(クエン酸)・レーザー照射群とした。各々の歯根面上に歯根膜由来の線維芽細胞を培養し、その付着状態を観察した。その結果、無処理群では、細胞の培養期間にともないマイクロフィブリルが豊富に認められ、歯面との接触部にはアマロファスな物質が存在した。機械的処理群においては、無処理群に近い付着様式を呈したがマイクロフィラメントの集束を一部で認めた。化学的処理群は、歯面と細胞間にコラーゲン線維の形成を認めた。レーザー処理群では、他の群に比較し細胞付着能が低い傾向を示した。なお、この群における形態学的観察は、現在検討中である。 【三次元培養法およびその結果】 歯根線維芽細胞と上皮細胞をコラーゲン・ゲルを用いco-cultureした場合、無処理群の歯根面に沿って上皮は根尖側方向に増殖した。上皮細胞と歯根面の付着はin vivoで認めるヘミデスモゾーム結合に非常に類似した付着を示した。なお、歯根膜線維芽細胞と歯根面、ならびにその他の処理歯根面との付着様式に関する観察は、現在検討中である。
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