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マイクロダイアリシス法を用いた歯髄組織内ヒスタミン濃度のin vivo測定

Research Project

Project/Area Number 07771871
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 補綴理工系歯学
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

細川 隆司  広島大学, 歯学部, 助手 (60211546)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Keywordsマイクロダイアリシス / 歯髄 / ヒスタミン
Research Abstract

本研究は、歯髄組織の炎症のメディエータであるヒスタミンに着目し、この濃度をマイクロダイアリシス法を用いてリアルタイムで定量することにより、外来刺激に対する歯髄の炎症反応を見る実験手法を開発することを目的とした。in vivo実験に先立ち、ヒスタミンの回収率を測定する必要があるため、同様な測定回路を組み、組織内に挿入する予定のプローブを抜去歯牙に挿入し、既知の濃度のヒスタミン溶液の中に浸漬した。フラクションコレクタで灌流液を回収後、HPLC(OPA法)およびRIAにて灌流液中に回収されたヒスタミンの定量分析を行なった。こうして得られたin vitroでの回収率は、膜長4mmのCMA-10プローブを流速2μl/minで用いた場合、24.5%であった。
以上の条件下で、in vivoにおける回収実験を行なった。成犬5頭を実験に供し、全身麻酔下で両側下顎犬歯に歯科用エアタービンで直径約0.8mmの導入孔を開け、プローブを挿入して歯科用グラスアイオノマーセメントで固定した。乳酸リンゲル液を流速2μl/minで灌流させヒスタミンの定量実験を行った。その結果、回収サンプル濃度が測定限界以下であったため、正常レベル(ベースライン)の歯髄中ヒスタミン濃度が確認できなかった。そこで、何らかのポジティブなデータを得るために急性炎症を惹起させる実験を行った。成犬5頭を用い、下顎両側犬歯にマイクロダイアリシスプローブを挿入し、片側のみ無注水下で歯科用エアタービンとダイヤモンドポイントを用いて深さ約2.5mmの窩洞を形成することにより、実験的に急性歯髄炎を惹起させ組織内に遊離してくるヒスタミンを測定しようとした。しかし、現在のところ検出することができていない。今後は、実験的急性炎症を惹起させる条件の模索や、実験動物の模索(サルの利用)などを検討する予定である。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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