Project/Area Number |
07771879
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
補綴理工系歯学
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Research Institution | Ohu University |
Principal Investigator |
菊井 徹哉 奥羽大学, 歯学部, 助手 (00254871)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1995: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | Zr-Ti合金 / 鋳造性 / 鋳造精度 / 加圧吸引型鋳造機 / スピネル系埋没材 / 混液比 / 加熱条件 |
Research Abstract |
1.実験方法 Zr-40wt%Ti合金(30gインゴット、神戸製鋼)について、加圧吸引型鋳造機(サイクラーク、モリタ)、スピネル系埋没材(チタベストCB、モリタ)を用いた鋳造性、鋳造精度について検索した。鋳造パターンは、鋳造性の実験にはプレートタイプとグリッドタイプを用い、鋳造精度の実験には、3セグメントのブリッジ型の金型(テ-パ-8°)を用いてワックスパターン(ブルーインレーワックス・TypeII、GC)を製作し、埋没材の混液比を変えた場合の適合性を比較した。 2.実験結果 1)鋳造性:埋没材チタベストCBにおける鋳造性を標準混液比に対し10%増減させ0.15および0.17で比較した。グリッドタイプでは、混液比に関係なく100%の鋳込み率が得られたが、プレートタイプでは混液比0.17においても70%前後の鋳込み率であり、鋳造物は肉厚部から肉薄部へ移行する形となっていたが肉薄部にほとんど鋳込まれなかった。 2)鋳造精度:ブリッジ型の金型を用いてワックスパターンを製作し、混液比を変えた場合の適合性を比較した。標準混液比で標準加熱条件(昇温速度15度/分、850度・50分係留、降温速度6度/分、650度)に従った場合、鋳造精度(浮き上がり量)は、平均150μmであったが、混液比を0.13と小さくし加熱条件を900度係留90分に変更すると平均45μmに改善し、補綴物としての臨床応用が可能と考えられた。このように、補綴方法に応じた的確な鋳造精度を得るためには、埋没材の混液比のおよび加熱条件の調整が必要であることが示唆された。
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