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チタン鋳造を評価する新しい鋳造性計測方法の確立に関する研究

Research Project

Project/Area Number 07771908
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 補綴理工系歯学
Research InstitutionMatsumoto Dental University

Principal Investigator

黒岩 昭弘  松本歯科大学, 歯学部, 講師 (10195571)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywordsチタン鋳造 / 鋳込率 / 鋳造条件
Research Abstract

1)目的
臨床で応用される厚さが連続的に変化するような鋳造体の鋳込率は,実験的なパターンの評価だけでは安定した鋳造条件を求めることは困難と思われる。そこで、局部床義歯のメタルフレームを想定したパターンを用い、鋳込率の検討を行った.
2)結果
実験1,各チタン鋳造機における鋳込率の測定
各鋳造方法(加圧吸引鋳造,全方向加圧鋳造,遠心加圧吸引鋳造)にて鋳込率の測定を行ったところ,各鋳造方法において良好な鋳造体が得られ、鋳込率の差は認められなかった.この結果は設定したパターンが小規模であったため,鋳造方法による差が現れにくかったのではないかと思われる.
実験2,各チタン専用埋没材における鋳込率の測定
加圧吸引鋳造機を用いて3種類の埋没材での鋳込率を測定したところ,鋳込率の平均値は通気性が高い埋没材を用いた条件ほど外観の鋳込率は高く,内部欠陥は通気性の高いほど多発する傾向を示した.
実験3,スプル-の条件における鋳込率
各鋳造方法において指定の埋没材を用い各スプル-の条件による鋳込率を測定したところ,スプル-の直径が増加するほど外観の鋳込率は増加した.一方,植立部位による鋳込率の差は内部欠陥の発生に大きな差が生じ,溶湯の先走りが発生するような接続方法を行うと,内部欠陥が多発することが確認された.
実験4,各鋳型温度による鋳込率の測定
各鋳造機指定の埋没材にて,鋳型温度が鋳込率に及ぼす影響について検討を行ったところ,鋳型温度が高いほど鋳込率が増加する傾向が認められた.
本実験の結果から,基礎的実験と臨床形態を模倣したパターンを比較したところ,各鋳造条件における鋳込率への影響は同様な傾向を示した.しかしながら突破的に発生する内部欠陥については明確な傾向は示さず,今後,更に条件を付加し検討を行う必要があると思われた.

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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