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口腔環境の変化が上気道常在菌に及ぼす影響-嫌気性菌を主として-

Research Project

Project/Area Number 07771925
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Surgical dentistry
Research InstitutionNiigata University

Principal Investigator

鍛冶 昌孝  新潟大学, 歯学部, 助手 (00242438)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1995: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Keywords上気道常在菌 / 口腔機能異常 / 嫌気性菌
Research Abstract

口腔外科で治療対象となる舌、顎骨に発症する各種疾患の結果、嚥下機能障害や誤嚥が惹起されることも少なくないが、この様な口腔環境の変化ならびに口腔機能の低下により上気道、喉頭部の細菌叢に影響を及ぼしていると考えられるため、上気道の細菌叢について嫌気性菌を主として分離同定を行った。
対象:下顎骨半側切除を行った2症例ならびに舌半側切除後再建を行った1症例の計3症例とした。
方法:これら患者の上咽頭正中部より、表面麻酔施行後、1cm^2を目安にして滅菌綿棒にて擦過し、直ちに本学口腔細菌学講座に設置されている嫌気グローブボックス内で定量培養を行った。(コントロールとして頬粘膜より検体を採取した。)培養は検体をまず希釈液内でホモジュナイズし、10^<-1>から10^<-4>まで希釈し血液寒天培地下に37℃嫌気グローブボックス中で1週間培養し、数度培養を繰り返し純培養とした。同様にして好気培養も行った。
純培養としたコロニーをPYG培地にて培養し、培養された細菌をグラム染色にて鏡検後、PYG液のガスクロマトグラフィーにより最終代謝産物の分析を行い、細菌をgenusレベルまで同定した。
結果:抽出されたコロニー数は口腔粘膜と比し少く、ガスクロマトグラフィーによる最終代謝産物では50%以上で乳酸が検出された。鏡検結果も加え、Streptococcusを中心としたグラム陽性球菌が多く存在していることが確認された。また、Candidaなど真菌も多く確認された。
以上、口腔機能異常によりStreptococcus sanguisなど口腔常在菌が咽頭へ移り常在していると考えられた。残された問題点としてはspeciesレベルまで同定し詳細な分析を行う必要がある。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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