Project/Area Number |
07771932
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Surgical dentistry
|
Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
林 康司 名古屋大学, 医学部, 助手 (10238131)
|
Project Period (FY) |
1995
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
|
Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
|
Keywords | 熱ショック蛋白質 / 癌 / 特異的活動免疫療法 |
Research Abstract |
最近の研究結果より腫瘍由来の熱ショック蛋白質(hsp)でマウスを免疫しておくと、その腫瘍特異的に拒絶反応を引き起こすこと(Tumor Rejection Antigen活性)が明らかにされた。そこでわれわれはC3Hマウス由来のSCCVII細胞を用いて特異的活動免疫を調べた。 1. SCCVII細胞におけるhspの合成 44 ゚Cで30分加温したSCCVII細胞をSDS sumple bufferに溶解後一次元電気泳動し非加温の細胞と比較しhspの発現を調べた。さらに抗hsp70抗体と抗hsp40抗体を用いてウエスタンブロット法にて加温によりhsc70(p73)の発現が増加すること、hsp70ならびにhsp40が発現することを確認した。 2. SCCVII細胞におけるTRA活性発現 (1) 抗癌剤(MMC)で処理し腫瘍活性を消失させたSCCVII細胞10^7個を直接(A群)または加温後(B群)にマウス背部皮下に免疫し、一週間後にマウス大腿部に未処理のSCCVII細胞10^5個を移植し、腫瘍の発育を観察した。両群とも免疫されていないマウス(コントロール群)との比較では腫瘍の増殖抑制効果が認められたが、両群間の差は認められなかった。 (2) SCCVII細胞10^7個をを直接(C群)または加温後に(D群)ソニケーターで破砕した後マウス背部皮下に免疫し、一週間後にマウス大腿部に未処理のSCCVII細胞10^<5個>を移植し、腫瘍の発育を観察した。両群とも免疫されていないマウス(コントロール群)との比較では腫瘍の増殖抑制効果が認められたが、両群間の差は認められなかった。以上の結果から、現時点においては熱処理によりhspを増加させてもTRA活性の増加は認められないことがわかった。今後免疫する細胞の個数や処理方法を変えて、実験を継続する予定である。
|
Report
(1 results)
Research Products
(1 results)