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末梢血球上のベンゾジアゼピン受容体数と臨床的薬理効果との関係についての解析

Research Project

Project/Area Number 07771937
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Surgical dentistry
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

前田 茂  岡山大学, 歯学部・附属病院, 助手 (50253000)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Keywordsベンゾジアゼピン / 受容体 / リンパ球
Research Abstract

歯科医療において,小手術や心身障害者の治療に際してベンゾジアゼピン系薬剤は,鎮静と健忘を目的として使用されている。しかし薬理効果には臨床的に個体差が大きいという欠点があり,この研究ではそれをベンゾジアゼピン系薬剤投与前に把握することを目的としている。
実験では,はじめに解離定数をある程度把握するため,RIリガンド([^3H]PK11195)の濃度を0.1nMから100nMの広い範囲で結合実験を行った。その結果ラベルしていないリガンド(PK11195)を多量に加えた反応液中では,RIリガンドの結合が減少していることを認め,精製したヒトリンパ球においてPK11195は特異的に結合することが確認された。また結合は1相性であり,RI濃度の範囲は1nMから10nMで飽和曲線を描くことが可能であると思われた。スキャッチャード解析の結果,様々な条件で受容体数は変化することが認められた。そこで今後はさらに反応条件を厳密に設定した上で定量測定し,また受容体数を変化させる要因について検討する計画である。
心身障害者の歯科治療に際しては,協力が得られにくいためにベンゾジアゼピン系薬剤を用いることが珍しくないが,障害が重度の患者や抗てんかん薬を常用している患者では,鎮静からの回復が判定しにくく,ベンゾジアゼピン系薬剤の投与量と回復の判定は,治療回数を重ねながらその患者によって決定しているのが現状である。つまり臨床応用する場合には,様々な要因を含んだ患者から採血することになり,今後は受容体数を変化させる要因について検討し,実験を進めていく必要がある。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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