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口腔外科手術侵襲における血中サイトカインの連動機構の解析

Research Project

Project/Area Number 07771938
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Surgical dentistry
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

宮脇 卓也  岡山大学, 歯学部・附属病院, 講師 (00219825)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Keywords口腔外科 / 手術侵襲 / インターロイキン6 / 遺伝子 / RT-PCR
Research Abstract

サイトカインは手術侵襲によって産生刺激または抑制され、たとえ微量であっても周術期での生体反応に大きな影響を与えていると考えられる。その中でもインターロイキン6(IL-6)は平成5年度・6年度での一連の研究から、口腔外科手術侵襲によって血中レベルが上昇し、生体反応と密接に関与していることがわかっている。そこで今回の研究では、サイトカイン産生細胞の遺伝子(mRNA)の発現量を、定量評価することを目的とした。今年度は末梢血の単核球(主としてリンパ球)中のIL-6遺伝子発現に注目し、手術侵襲・使用薬剤による遺伝子発現および血中レベルの変化を定量評価した。
(結果)1.IL-6遺伝子(mRNA)発現の定量評価の実験方法について
(1)血液3ml、2×10^6の単核球からtotal RNAは0.4〜3μg抽出できた。
(2)PCR(RT-PCR)のスケジュールおよびサイクルは今後さらに検討。
(3)定量方法としてデンシトメーター(UVトランスイルミネーターと画像解析ソフト)を用い、定量コントロールとしてはPCR MIMICs^<TM>が適していた。
2.手術侵襲にともなうIL-6遺伝子(mRNA)発現について
(1)total RNA 1μgあたり0.1〜1 attomolesの1L-6mRNAの発現が考えられた。
(2)手術開始後よりIL-6mRNAは発現し、その後発現量は増加するが、血中レベルが最高に達すると考えられる術後早期には低下する傾向がみられた。
(今後の展開)今回の研究で、手術侵襲によって早期にIL-6の遺伝子(mRNA)発現がみられ、術後早期に下降する傾向がみられた。これは手術侵襲にともなってIL-6を産生する細胞が、時間の経過とともに末梢血中の細胞からその他の組織中の細胞へと移行している可能性が考えられる。今後、実験方法をさらに確立し、他のサイトカイン、他の細胞に関しても、手術侵襲・薬剤投与における遺伝子発現について検討する必要があると考えられた。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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