Project/Area Number |
07771941
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Surgical dentistry
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
津村 政則 広島大学, 歯学部・附属病院, 助手 (40236948)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1995: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | 口腔癌 / アポトーシス / 温熱療法 |
Research Abstract |
種々の癌治療により癌細胞は死に至るが細胞死にネクローシスとアポトーシスに分けられる。口腔癌の臨床症例においても化学療法、放射線療法、温熱療法等によって癌細胞がネクローシスといった細胞死を経ず、短期間に縮小または消失するいわゆるアポトーシスが誘導されたと考えられる症例が認められる。 そこでまず当科で術前治療として頻繁に使用している抗癌剤のうち、放射線療法及び温熱療法と併用した場合、口腔癌に対して抗腫瘍効果増強すると考えられる白金抗癌cis-diammine (1,1-cyclobutanedicar boxylata) platinum(II): CBDCA及cis-diammine (glycolato) platinum: 254-Sをもちいて最も抗腫瘍効果を引き起こす、つまりアポトーシスを引き起こす可能性の高い状況をマウスを用いて検索した。 1.CBDCAについて CBDCAは明らかに抗腫瘍効果を示し、またその効果は温熱療法を併用することによって増強した。また最も抗腫瘍効果が増強されるタイミングとしてはCBDCA投与直後に温熱療法を施行する場合であった。 2.254-Sについて CBDCAの場合と同様に254-S自体にも明らかに抗腫瘍効果が認められ、またその効果は温熱療法を併用することにより増強され、タイミング的には同時併用の際最も効果が増強された。 以上、白金抗癌剤のうちCBDCA及び254-Sについての抗腫瘍効果を検討するとともに温熱療法との併用効果も検討し、これらの抗癌剤を投与直後及び同時に温熱療法と併用する際にアポトーシスが誘導されやすい状況と考えられた。
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Report
(1 results)
Research Products
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