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PCBMとHAP複合移植に関する栄養血管の有無による骨形成への影響

Research Project

Project/Area Number 07771945
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Surgical dentistry
Research InstitutionKagawa Medical School

Principal Investigator

谷崎 明弘  香川医科大学, 医学部・附属病院, 助手 (40227228)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1995: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
KeywordsPCBMとHAPの複合移植 / 栄養血管の有無 / 線維性骨新生 / 軟骨性化骨
Research Abstract

海綿骨を含む新鮮自家骨髄(PCBM)と多孔性合成ヒドロキシアパタイト(HAP)の複合移植実験を行い、血液供給の違いによる骨形成の治癒過程、骨化形式の相違について病理組織学的に観察し、以下の結果を得た。
[実験方法]
1.成犬の両側下顎骨下縁部に2×2cmの人工的骨欠損を形成、一方は下歯槽神経血管束を保存(A群)、反対側は下歯槽神経血管束を除去(B群)し、腸骨からPCBMを採取、HAPと混合し同部に移植した。
2.移植後、経日的に屠殺し、脱灰および非脱灰の薄切切片標本を作製、ヘマトキシリン・エオジン重染色、塩基性フクシン・メチレンブルー重染色を施し、病理組織学的に観察した。観察期間は移植後7日目、14日目、28日目、60日目である。
[実験結果]
A群(下歯槽神経血管束保存群):7日目、結合組織がPCBMとHAPを取り囲み、線維芽細胞が増生し、多数の骨芽細胞がみられた。14日目、28日目では旺盛な線維性の骨新生が観察され、移植したPCBMの吸収と骨添加のリモデリングがみられ、活発な骨代謝が認められた。60日目、骨髄様組織の形成もみられ、骨の成熟化が認められた。
B群(下歯槽神経血管束除去群):7日目、移植部への結合組織と増生とともに、骨芽細胞もみられたが、母床から離れたところでは軟骨組織の形成が多くみられた。14日目、28日目ではマクロファージによるPCBMの吸収と骨の新生が盛んであったが、軟骨性の骨化形式が主体であった。60日目には新生骨の成熟化も認められたが、A群に比較して海綿骨の形成量は少なかった。
以上より、A群における新生骨は線維性の骨化形式であるのに対し、B群では大部分軟骨性化骨によるものであることが明らかになった。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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