口腔癌における細胞接着分子の発現とその調節による臓器特異的転移の抑制
Project/Area Number |
07771975
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Surgical dentistry
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
上條 竜太郎 昭和大学, 歯学部, 助手 (70233939)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 口腔癌 / 細胞接着分子 / フローサイトメトリー / 転移 |
Research Abstract |
近年、口腔癌の治療成績は飛躍的に向上しつつあるが、浸潤、転移、再発などによる死亡率は依然として高く、転移の克服が制癌研究の重要な課題となっている。癌細胞の浸潤、転移機構は複雑でその機構解明は必ずしも容易ではない。最近、癌細胞がその細胞表面に種々の細胞接着分子を発現しており、それらが癌細胞の浸潤、転移能に関与していることが明らかとされつつある。例えばE-カドヘリンは癌細胞の浸潤、転移に抑制的に働き、その機能が抑制されるとある種の癌ではその浸潤、転移が亢進することが観察されている。そこで、接着分子を標的とした癌の治療法を開発するための基礎的研究として、口腔癌由来株化細胞を用いて細胞接着分子の発現様式が口腔癌の浸潤、転移に及ぼす影響を検討した。まず、舌由来扁平上皮癌細胞NAを用いて、細胞表面の細胞接着分子の発現レベルをフローサイトメーターを用いて解析した。その結果、NA細胞はE-カドヘリンを構成的に発現していた。CBDCA、5-fluorouracilなどの抗ガン剤はNA細胞に対して細胞傷害活性を示すが、NA細胞をこれらの抗癌剤で処理しても、E-カドヘリンの発現レベルに変化は認められなかった。その一方、抗原提示反応に関与するICAM-1の発現レベルはこれらの抗癌剤で処理することにより増強された。以上より、口腔癌細胞は種々の細胞接着分子を発現しており、少なくともその一部は抗癌剤などによりその発現を制御できる可能性が示唆された。
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Report
(1 results)
Research Products
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