Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
|
Research Abstract |
1)ネンブタール麻酔下に雑犬(5頭)の下顎右側部に外表より切開を加え広頸筋,骨膜を剥離後,下顎骨骨体部を手術的に骨折させ創外固定器Orthofix M-100を装着した。 2)5日間の術後回復期間を置き下顎骨体部の軟X線写真を撮影。 3)仮骨延長量,延長期間により対象を5つの実験群に分けた。 4)連続延長群(200μm/day),(500μm/day)ならびに間欠延長群(5日間200μm/day,1週間休止,200μm/day),(5日間500μm/day,1週間休止,500μm/day),一時延長群(5mm/1回)のプロトコールに沿い,17日間の延長仮骨を行た。 5)延長開始期より3日間(テトラサイクリン)-5日間休止-3日間(カルセイン)-5日間休止のスケジュールで骨にダブルラベリングを行た。 6)実験終了後屠殺し下顎骨を摘出、解剖学的形態計測ならびに顕微鏡撮影用乾板プレート上で軟X線写真撮影後にアルコール固定し通法に従いメチルメタクリレートに包埋、未脱灰硬組織研磨標本を作製した。 7)100μ厚の標本においてcontact-microradiogram撮影後に更に研磨して約10μ厚の染色標本を作製した. 8)染色はVillanueva bone stainを行た.これにより類骨,骨組織の選択的な判定が可能であった. 9)蛍光顕微鏡を用いてダブルラベルされた組織の形態計測を行い,一次ならびに二次パラメターを算出し、実際の計測はデジタイザーに接続した半自動骨形態計測プログラムソフトによった. 10)得られたデータを基に骨の延長速度ならびに距離と該当部仮骨の状態について検討した。化骨形成量の最も良かったのは、間欠延長群(5日間200μm/day,1週間休止,200μm/day)であった。
|