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離乳期における舌運動の経時的変化-超音波エコーによる動態解析-

Research Project

Project/Area Number 07772048
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 矯正・小児・社会系歯学
Research InstitutionShowa University

Principal Investigator

大塚 義顕  昭和大学, 歯学部, 助手 (10266166)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Keywords離乳 / 舌運動 / 超音波エコー / 前額断面 / 乳歯の萌出
Research Abstract

これまで超音波診断装置を摂食機能診断に応用するために機能時に安定した描出画像が得られる方法を検討してきた。本研究ではこれまでの方法を応用して,離乳期における舌の運動の発達過程を超音波診断装置を用いて前額断面での舌の動きを中心とした定性的な動態解析をおこなった。
対象および方法:被験児は1名の健常女児で期間は生後3か月から1歳2カ月までの11カ月間。超音波診断装置(東芝SSA-250A)に乳児の顎の大きさに合った最適な周波数を有するプローブ(東芝PVF-738H, 7.0MHz)を被験児の顎下部に固定し,前額断面での舌背面を描出した。観察は、母乳と人工乳吸啜時および被験食品に用いたペースト状食品と赤ちゃんせんべいの摂取時とした。描出画像上の舌背中央の陥凹の動き,舌背の上下・左右への移動と傾斜などについて動態解析をおこなった。これらを外部から観察した口唇・顎の動きと乳歯の萌出状況とを関連させても検討した。
結果:(1)母乳と人工乳啜時の舌運動には,大きな違いは観察されなかった。また,出生後31週頃より,吸啜の動きが不規則になった。(2)吸啜時の舌背には見られなかった舌背中央の陥凹が固形食嚥下時には観察され,この陥凹は生後26週頃より顕著に見られるようになった。(3)生後35週頃より前額断面での舌の左右側への移動や舌背面の傾斜する動きが初めて観察された。その後43週頃には,舌の左右側への移動や舌背面の傾斜する様子が活発になった。(4)外部観察との関連から前額断面で舌背中央の陥凹が顕著となる時に,捕食時口唇閉鎖が可能となり,舌突出が見られなくなった。(5)乳歯の萌出状況との関連から,前額断面での舌の左右側への移動や舌背面の傾斜する様子が見られるようになったのは,乳中切歯が萌出した生後35週頃で,より活発になったのは乳側切歯が萌出した生後43週頃であることが分かった。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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