顎関節雑音および下顎頭運動経路とMRIによる顎関節病態の関連性に関する研究
Project/Area Number |
07772064
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
矯正・小児・社会系歯学
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Research Institution | Kanagawa Dental College |
Principal Investigator |
笹栗 健一 神奈川歯科大学, 歯学部, 助手 (10235286)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1995: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | 顎関節雑音 / 下顎頭運動経路 / MR画像 |
Research Abstract |
本研究は、顎関節雑音や下顎頭運動経路のような外的所見と、顎関節内の病態とが、どのように関連するのかを明らかにするために、両者を同時記録し解析した結果と、MR画像による顎関節の病態の関連性について検討し以下の結果を得た。 1.雑音を認める症例の中で、雑音が回転運動の週末付近で発生し、その最大振幅値がきわめて大きいものは関節円板の転位による雑音ではなく、関節部の基質的な異常によって生じる音の可能性があることが示唆された。 2.雑音発生時間が長く、面積が大きく、また雑音発生範囲内での滑走運動量も多い傾向が認められた症例は関節円板の部分転位が推測できると考えられた。 3.関節円板が側方に転位している可能性は、累積周波数70%、および80%、および90%値と雑音発生位置での滑走運動量を診査することで、ある程度予測できることが示唆された。 4.関節円板の形態の相違によって顎関節雑音の発生時間が異なることが明らかとなった。 5.下顎頭の形態の相違により雑音の最大振幅値と累積周波数70、80、および90%値が異なることが分かった。 6.関節結節の形態異常の有無で顎関節雑音の最大振幅値が異なることが明らかとなった。 以上より、顎関節雑音の解析と両者の同時記録の解析から得られたデータは、関節円板の転位の状態や、関節円板、下顎頭および関節結節の形態の相違と関連があることが明らかとなり、両者を同時記録し解析することで顎関節の病態を推測することが可能と思われた。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)