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幼若永久歯小窩裂溝部表層エナメル質に関する研究一萌出後の経時的変化と酸処理効果

Research Project

Project/Area Number 07772074
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 矯正・小児・社会系歯学
Research InstitutionAichi Gakuin University

Principal Investigator

渥美 信子  愛知学院大学, 歯学部, 助手 (10221045)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywordsシ-ラント / 無小柱エナメル質 / 小窩裂溝 / 浸透
Research Abstract

シ-ラントの保持力を長期にわたり安定したものとするためには,溝開口部における内斜面エナメル質への強固な接着が必要であり、そのための十分な酸処理効果が得られることが重要である。しかし,エナメル質表層には耐酸性のある無小柱エナメル質が存在しているため,期待する酸処理効果が,得られていないように思われる。そこで,萌出直前の未萌出小臼歯をコントロールとし,萌出後6〜8年の小臼歯を用いて,裂溝部エナメル質における,無小柱エナメル質の厚さ,酸処理後の表層部エナメル質の形態的変化およびシ-ラントの浸透性について走査型電子顕微鏡にて検討を行った。
〔結果ならびに考察〕1.未萌出歯では,無小柱エナメル質が存在することは少なく,その厚さもうすいものであった。リン酸処理後の歯面では,ほぼ全面にわたり小柱構造が観察された。これは,リン酸処理では表層が一層溶解消失するため,無小柱エナメル質の厚さがうすい未萌出歯では,無柱部分が酸処理により溶解消失してしまうためと考えられる。2.萌出後数年経過した歯では,無小柱エナメル質の厚さは未萌出歯に比べ厚くなる傾向にあり,リン酸処理後の表面も,一部に結晶構造に基づく凹凸は観察されるが,小柱構造は不明瞭な部分が存在した。これは,無小柱エナメル質が厚く,表層が溶解されても,なお,無柱部分が残存しているためと考えられる。3.リン酸処理後,低粘度のシ-ラントを愼塞した場合の縦断面を観察すると,無小柱エナメル質の部分にもレジン浸透エナメル質が形成されており,リン酸により無柱部分も脱灰され,モノマーが歯質内に浸透すると考えられる。また,脱灰作用がリン酸より小さいと考えられる,酸性モノマーを含有するHEMA水溶液(pH1.0前後)で前処理した場合にも,無小柱エナメル質の部分にレジン浸透エナメル質が形成されることも確認した。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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