Project/Area Number |
07772106
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Chemical pharmacy
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
松崎 桂一 北里大学, 薬学部, 助手 (20229454)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | chloropeptin / gp120 / CD4 / inhibitor |
Research Abstract |
1) chloropeptinの絶対構造と立体構造の決定 Chloropeptinを常法のペプチド分解(6N HCl, 110度、20時間)で得られたp-hydroxy-phenylglycineと3, 5-dichloro-4-hydroxyphenyl-glycineは旋光度、および光学分割用カラムを用いたHPLCの結果、いづれもDアミノ酸と結論づけた。残りの3種のアミノ酸は、各種酸分解物のTLCにおいても特徴的なニンヒドリン陽性物質を検出できなかった。しかし、臭化水素酸処理の分解物のクロマトグラフィーにてTyrosineと保持時間・UV吸収が一致する物質を発見したが、立体配置を明らかにするまでには至らなかった。 2)発酵を利用したchloropeptin誘導体の創製と構造活性相関 2-1 KBrを利用した誘導体の生合成的創製 WK-3419株の培養液中にKBrを添加し、chloropeptinの臭素誘導体を創製を試みたが、誘導体を得るには至らなかった。むしろこの生産菌は、臭素の影響により生育が停止することが観察された。 2-2稀少(rare)放線菌を利用した誘導体の創製 当研究室に保存されている稀少(rare)放線菌の培養液中にchloropeptinを添加し、誘導体を生成する微生物をスクリーニングした。スクリーニングは、chloropeptinの添加培養液と無添加培養液のHPLCおよびフォトダイオードアレイ検出器を備えたHPLCで比較することにより生成物を確認した。新たに検出された物質のgp120-CD4結合阻害活性を評価したが、chloropeptinを上回る阻害物質を見いだすことはできなかった。これらの物質の構造については現在検討中である。
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