Project/Area Number |
07780011
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
家政学
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Research Institution | Hiroshima Prefectural Women's University |
Principal Investigator |
田頭 弘子 広島女子大学, 生活科学部, 助手 (80226943)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1995: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 咀嚼 / 女子大学生 / 食生活 / チューインガム法 / 筋電量 |
Research Abstract |
女子大学生(18〜22歳)310名に食生活アンケートを行い、その中から、協力の得られた100名にポリグラフ360システム(NEC三栄)によりガム咀嚼時の咬筋の活動を測定するとともに、チューインガム法により、咀嚼能力(糖溶出量)を測定した。 食生活アンケートのうち、特に望ましい者が少なかった項目は、食品摂取状況では、「食事の量は腹八分目」11.7%、「毎日海藻類を食べる」12.9%、「食品の組み合わせをいつも考える」16.8%、食習慣では、「20回以上噛む」5.9%、「間食を規則正しく食べる」10.7%であった。 食生活アンケートによる咀嚼得点の平均は9点満点中6.2±1.3点で、良い者 41.9%、悪い者 26.5%と判定し、ガム咀嚼時の咬筋の活動は、総積分筋電量平均3.05±0.73V・secで、多い者 36.0%、少ない者 40.0%、チューインガム法による咀嚼能力(糖溶出量)の平均は、1.23±0.17gで、良い者38.0%、悪い者 36.0%と判定した。 咀嚼得点が良い者に、「牛乳を毎日飲む」、「食品の組み合わせをいつも考える」、「1品に集中して食べない」、「噛み合わせが良い」、「よく噛む」、咬筋の活動が多い者に、「硬い物が好き」、「硬い物をよく食べる」、咀嚼能力が良い物に「ファーストフードを利用しない」などの割合が高く、有意差が認められた。総じて咀嚼機能が良い者は、食生活も良い傾向にあった。 今後、対象者を女子大学生だけではなく、男子大学生にも広げ、食生活調査(主に食習慣、食教育)や咀嚼状況を調べ、咀嚼と食生活との関連を明らかにし、咀嚼力の維持、向上のための実践可能な具体的な指針を作ってゆきたい。
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