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やり投競技における人間-用具(ヤリ)系のバイオメカニクス

Research Project

Project/Area Number 07780061
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 体育学
Research InstitutionKobe University

Principal Investigator

前田 正登  神戸大学, 発達科学部, 助手 (90209388)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1995: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywordsヤリ投げ / 力センサ / ヤリ
Research Abstract

本研究では,やり投げ競技において,ヤリが投げ出されるまでの間に競技者によってヤリに加えられる動的な力の6成分およびヤリのたわみの2成分を測定し,投げ動作及びヤリの挙動について力学的分析を行った.本研究によって得られた知見をまとめると以下の通りである.
(1)ヤリの長軸方向に加わる力は最大値に達する直前に,一時的に停滞あるいは低下が認められた.
(2)ヤリの長軸まわりのトルクはリリース前に一旦極小値を経過してから最大値に達する傾向であり,腕の振り切りに先立って,反対まわりにトルクが生じていることを見い出した.この動作は,肘を外転・外旋させ,前腕を回内する動作に相当するものと判断された.
(3)ヤリの短軸方向に加わる力はおおむね1方向での変化が支配的であった.
(4)力センサに加わる力とトルクからヤリの重心を通る短軸まわりに関してトルクが計算され,リリース直前に大きい値となることを見い出した.
(5)投げ動作中のヤリのたわみは1方向を往復するようなたわみ方ではなく,多方向への複雑なたわみであった.
(6)競技者の立場でヤリのたわみを考察するには,ヤリの長軸まわりの回転量を考察する必要があることを示唆された.
(7)やりの剛性の差によってたわみ量には差が認められたが,加わる力やトルクの大きさが変化したり,そのパターンが変容するような箇所は特に認められなかった.
本研究では,設定したヤリの剛性の差が投げ動作に影響するまでに至らなかったが,今後,この剛性の差をさらに大きくして投げ動作への影響を確認するとともに,競技者(被験者)のレベルを広げて多くの競技者について測定を行い,最適な投げ動作とヤリの動特性について検討を重ねる必要がある.

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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