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運動場面における予測行動のメタ認知的分析

Research Project

Project/Area Number 07780065
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 体育学
Research InstitutionShiga University

Principal Investigator

奥田 援史  滋賀大学, 教育学部, 講師 (10233454)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords運動パフォーマンス / メタ認知的知識 / 発達
Research Abstract

1.研究目的 本研究の目的は,運動行動のメタ認知的分析を通して,運動の自覚性と運動パフォーマンスとの関連について発達的に検討することである。
2.被験者 被験者は,幼稚園(保育園)に通園する幼児102名である。その内訳は,年少児29名,年中児37名,年長児36名である。
3.実験方法 1)運動課題 御手玉を的に正確に投げるという課題であり,その際,御手玉の重さ(50g,200g,350g)と的までの距離(1m,2m,3m)の組み合わせ9条件にて行われた。的からのずれの距離が測定された。2)メタ認知的知識の測定 測定は全てインタビュウ形式によって個別になされ,その内容は重さと距離,さらに両要因の3つの質問であり,その後その理由についての質問である。
4.結果と考察
1)運動課題については,分散分析の結果,年齢と距離の要因に主効果,年齢と重さに交互作用がみられた。つまり,年長児ほど正確に的に投げていて,距離が遠くなるほど成績が低下している。また軽い重さの御手玉を投げるのは年少児には難しいことがわかる。
2)メタ認知的知識については,年齢に伴い高比率で正確な理由を述べる。さらに距離に関する自覚性が先行して習得され,その後重さに関する自覚性が高くなることがわかった。この傾向は,4歳から5歳にかけて距離のメタ知識が,5歳から6歳にかけて重さのメタ知識が獲得されている。しかし,幼児では,重さと距離の両要因を自覚しながら運動をする者は年長児の17%しかみられなかった。
3)本研究の課題は,運動課題では的に当てるように要求しているため,年長児は過大に,年少児は過少反応をしている。従って,成人の値を基準にした幼児の運動成績を比較検討することが必要である。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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