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筋力トレーニングによってスポーツ傷害が予防できるか

Research Project

Project/Area Number 07780086
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 体育学
Research InstitutionInternational Budo University

Principal Investigator

山本 利春  国際武道大学, 体育学部, 講師 (30182637)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 1995: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Keywordsスポーツ傷害 / 筋力トレーニング / 傷害予防
Research Abstract

本研究では、特定のスポーツ集団に筋力トレーニングを実施させた際の効果として、傷害の発生頻度を追跡調査し、筋力トレーニングが傷害の予防につながるか否かを検証することを目的とした。本研究の対象となった被検者は、大学女子柔道選手23名(19〜21才)である。これらの全ての被検者に対して、脚筋力強化を目的としたトレーニングを行わせ、その後の傷害発生状況を追跡調査した。トレーニングの内容は、練習後に柔道場内で可能な補強運動を中心とした簡便なメニューとし、特に時間を定めず各自が自主的に行う形式とした。トレーニング前に測定した各被検者の最大筋力値から概算し、最大筋力の約50%の強度で20回3セットを基本とした。トレーニング効果の判定として、脚筋力の測定および体組成の測定をトレーニング開始前、トレーニング開始2ケ月後、およびトレーニング開始1年後に行った。また、トレーニング開始前の10カ月間およびトレーニング開始2ケ月後から10ケ月間における下肢のスポーツ傷害の受傷状況を、質問紙および面接法およびスポーツ傷害相談受診記録によって調査した。その結果、トレーニング開始1年後に高速度域での筋出力の増加と体脂肪率の減少、LBMの増加には効果を認めたものの、最大筋力や低速度域での筋出力には変化は見られず、膝関節を中心とした下肢の傷害発生率の低下も認められなかった。筋力トレーニングによる筋力増強が見られなかった原因を考えると、被検者の筋力トレーニング実施に対する取り組みが不十分であったことや、トレーニングの実施条件や内容にも問題があったことなどが考えられる。それゆえ、トレーニング後の傷害発生率が減少しなかった原因が不明瞭となり、筋力トレーニングの有効性を検証するには十分な結論が得られなかった。今後さらに、研究条件を整えた上で追跡調査を進める必要があろう。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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