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運動前の精神状態は一時的な運動の心理的効果に影響を及ぼすか

Research Project

Project/Area Number 07780105
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 体育学
Research InstitutionFukuoka University

Principal Investigator

山口 幸生  福岡大学, 体育学部, 講師 (90230375)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1995: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywordsacute exercise / psychological effect / salivary cortisol
Research Abstract

本研究では、運動前の感情状態を操作し、運動前の感情状態が、運動後の気分を左右するかどうかを検討することを目的とした。そこで、まず本実験に適したストレス課題の種類、実施時間を決定するために、予備実験を行った。具体的には、本実験の従属変数として唾液中コルチゾルを用いるが、分析手法に関して、今回用いる独立変数以外の要因(採取量・日内変動及び実験に適した時間帯・運動ストレスへの反応性)の検討が、不十分であったため、この点を明らかにすることを目的とした。その結果、採取する唾液の量に関しては、2mmolあれば、信頼性の高い分析結果が得られることが明らかになった。このことは、本研究で用いる分析手法を用いれば、従来の方法より、採取時間が短かく、かつ少量で、分析できる事を意味している。また日内変動については、従来一般に用いられてきた、採血による血中コルチゾルの日内変動と、ほぼ同様の変動を示すことが明らかになった。この日内変動は、早朝に高くピークを迎えるが、深夜12時から4時に最低となるリズムを持っている。このことより、実験する時間帯は、比較的コルチゾルの分泌が安定する、午後3時から6時頃に限定する事に決定した。また、個人の推定50%Vo2max運動強度での20分間の自転車エルゴメーター運動では、唾液中コルチゾルは、ほとんど変動しない、という他の研究と同じ結果が得られた。しかし、同じ運動強度でも、運動中に文字逆唱課題を行わせると、何もしない時より、コルチゾルの分泌量が高くなり、運動終了後30分でベースラインに戻ることが明らかになった。この結果から、運動時の唾液採取ポイントは、前、後、終了30分後に決定した。以上、本年度は、本実験を開始するにあたって、事前に確認すべき事項について検討を行う事に時間をとられたため、年度内に本実験を完了することが出来なかったが、今後上記の結果を踏まえ本実験を行う予定である。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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