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障害児における書字指導プログラムの作成に関する基礎的研究

Research Project

Project/Area Number 07780177
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 教科教育
Research InstitutionJoetsu University of Education

Principal Investigator

大庭 重治  上越教育大学, 学校教育学部, 助教授 (10194276)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1995: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywords学習障害 / 書字指導 / 筆圧 / 発達 / 児童
Research Abstract

様々な理由により平仮名の書字学習が困難な児童が存在する。その中には,書字過程中の筆圧を適切にコントロールできないために正しい字形を表現できないと考えられる児童が存在している。筆圧は,通常の指導の中では視覚的に捕らえることができないために,その適性化を図ることが特に難しい。筆圧がこのように不適切であることの原因のひとつとして,筆記用具を正しく扱えないという問題が推測される。すなわち,手指機能の未発達により筆記用具を適切に扱うことができず,そのために不適切な筆圧となり,字形が崩れる場合である。そこで,本研究では,筆圧測定と同時に,書字過程をVTRに記録し,筆記用具の持ち方が筆圧に与える影響を検討した。筆圧測定の対象は,数字や平仮名,幾何学図形のようにファミリアリティーの高いものと,そうでないものとした。また,2つの点を単純に結ぶ課題も与えた。それらの結果から,ファミリアリティーが高いものを書く課題では,書字過程が迅速に行われ,筆圧も比較的安定しているのに対して,逆の特性を持つ課題では,鉛筆を強く握ったり,鉛筆を傾けるなどの様子がみられ,筆圧も高くなる傾向が伺われた。また,点結びのような課題では,顕在的な視覚的探索活動が生起し,書字過程における視覚情報の役割についてさらに検討していく必要性が示唆された。本研究では,数名の児童を対象にした予備的な実験に留まったが,さらに,筆圧及び筆記用具の把握形態の検討を通して,字形の改善過程を詳細に分析することにより,書字指導に結びつけることのできるデータを提供できると考える。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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