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外国語学習方略使用状況診断法のマルチメディア化と方略使用訓練法の選定

Research Project

Project/Area Number 07780189
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 教科教育
Research InstitutionKansai University

Principal Investigator

竹内 理  関西大学, 総合情報学部, 助教授 (40206941)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Keywords学習方略 / マルチメディア / 学習方略訓練 / 外国語学習
Research Abstract

学習方略診断法のマルチメディア化に関しては予定通りその作業を終え、これを所定の被験者に対して実施した。その結果、従来のpaper-pencil型の質問紙に比べ、妥当性、信頼性などは低下しないことが判明した。さらに、実施可能性においては優位であることも確認された。ただし幾つかの質問においてマルチメディア化したことによりかえって誤解を生みやすくなった可能性があり、この面の是正が必要となった。そこで必要な是正を加えたが、訂正版の信頼性、妥当性の検証は今年度中には終了せず、現在進行中となった。実施可能性に関しても、被験者やその指導員(教員)のコンピュータ・リテラシーが低い場合には、予期せぬ困難が生じる可能性があることが判明した。そこでこの問題を解決するため、マルチメディア型質問紙操作マニュアル(冊子)を作制し、これを提示した後に実施したところ、問題がかなり軽減した。
方略使用訓練法確定に関しては、阪神大震災の影響で、その実験の実施時期がずれ込み、規模をやや縮小せざるを得なかった。しかしながら、一定の結果を得ることには成功した。これによると日本人向けの方略訓練法の方が被験者からの反応がよく、また、方略の定着度合いも高くなった。特に暗記方略、学習モニター方略においてその傾向が強く、「これらの方略が文化的影響を強く受けやすいものではないか」との仮説が実証された。実施期間が短いため、この結果に関しては再度実験を繰り返しデータを固める必要はあるが、この実験より「方略訓練法は、能力(外国語)・性別などのパラメターと同様、文化的差異というパラメターにも敏感でなければならない」との結論が導けた。
研究成果の公表に関しては、すべての研究が終了したのが平成8年2月末であるため、平成8年度に行なわれる各種学会、研究会にて報告する予定である。また、一部成果に関しては研究誌に投稿中で現在審査がなされているため、今年度中に出版することは出来なかった。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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