Project/Area Number |
07780307
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Intelligent informatics
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
山下 幸彦 東京工業大学, 工学部・情報工学科, 助教授 (90220350)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 画像修復 / 雑音除去 / 画像復元 / 最適条件付凸射影法 / 凸射影法 / 非線形関数解析 / 交互射影法 / ヒルベルト空間 |
Research Abstract |
最適条件付き凸射影フィルタを用いた、雑音を含んだ画像から雑音を除去する画像修復手法を確立し、計算機実験によってその有効性を示した。本研究の成果を次に記す。 1.画像を表現するために適した凸集合を考案した。そのために、計算速度を高めるためばかりではなく、画像の局所的な性質を捉えるために画像のブロック化を行なう方法を提案した。さらに、画像ブロックの重複部分を作ることによって、上記方法で生じるブロック歪みを軽減する方法を提案した。 2.雑音を除去するための最適化基準を考案した。この最適化基準と上記の凸集合を組み合わせることによって、画像の劣化が少ない画像修復法提案した。さらに、最適条件付き凸射影法によってその画像修復を実現する理論を構築した。 3.画像に人工的に作成した白色雑音、インパルス性雑音等の各種雑音を加え、設備備品として購入しパーソナルコンピュータとワークステーションに設備備品として購入したモニタを用いて修復実験を行ない、本研究で提案した手法の有効性を確認した。 4.また、この理論および最適条件付き凸射影法をコンピュータトモグラフィの分野へも応用し、制限角投影からの再構成における理論を構築するともに、購入した設備備品よってその有効性を確認した。
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