協調・融合技術を用いる中日機械翻訳システムに関する研究
Project/Area Number |
07780344
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Intelligent informatics
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Research Institution | Hiroshima City University |
Principal Investigator |
任 福継 広島市立大学, 情報科学部, 助教授 (20264947)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 機械翻訳 / 協調融合技術 / 日本語 / 中国語 / 複合語 / 規則主導翻訳 |
Research Abstract |
協調・融合技術を用いる新しい中日機械翻訳アルゴリズムに関する研究を行った. 1.これまでとは異なる機械翻訳手法、即ち、翻訳過程を規則主導翻訳、用例主導翻訳、さらには意味理解に基づく翻訳、常識による翻訳等の部分問題に分割した後、各部分問題の解を適切に組み合わせ、融合する新しい手法を提案した. 2.自然言語対話文における省略およびその他の非文法的現象を頑健に解析して,効率の高い機械翻訳システムを実現するため,分散協調アリゴリズムを開発した.さらに,実際な対話文を用い小規模な実験を行った. 3.実資料から名詞意味属性、動詞の格関係にかかわるデータを抽出した.特に日本語の格助詞と中国語補助語の対応関係を上記のデータを利用して纏めた.日本語の格助詞の中に対応する中国語補助語の候補が多いのは格助詞「で」と「に」であることは分かった.さらに補助語の自動生成実験を行い,その有効性を確かめることができた. 4.実験用の日中翻訳辞書構造およびテストデータを開発した. 5.小規模な中日機械翻訳実験システムを作成し,中国語文の形態素解析方法を研究した.特に,中国語複合語のデータを抽出してその特徴を検討し,日本語表現との対応関係および接続関係を研究した. 研究成果としての12編研究発表(発表予定の2編も含む)があった. 今後,この成果を生かして実用的な中日機械翻訳システムの開発を行う予定である.
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)