連続プロセスの制御に関する問題点の抽出と解決手法の開発
Project/Area Number |
07780382
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
社会システム工学
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
鈴木 知道 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助手 (50251369)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 連続プロセス / 制御 / 動特性 / 実験計画 / システム同定 / 時系列 |
Research Abstract |
今年度の研究は、まず最初にいくつかの代表的な化学工場の協力をもとに得られた実際のデータを解析することから始めた。これまでの研究で、プロセスの動特性の同定において動特性を正確に把握するための実験計画の方法が不十分であること、プロセスの制御において制御を行う状況が必ずしも動特性の同定を行った状況と一致しないことが問題点として挙げられることが分かっていたが、これらの確認をするとともに、現状をかなり正確に把握することができた。また、実際の工程に携わる運転員のインタビューや実際の工程の調査をデータの解析と並行して行うことにより、プロセスの動特性の同定において無視できない測定誤差が存在する場合があることがわかり、これによって従来の方法をそのまま適用してしまうとプロセスの動特性の把握が正確に行うことができないことが分かった。 プロセスの動特性を正確に把握するための実験計画については、工程実験を行うにあたっての実験計画の方法を提案しその結果を「連続プロセスのシステム同定のための実験計画について」という表題で論文にまとめた。フロセスの制御において制御を行う動特性の同定を行った状況と一致しない問題に関しては、工程平均の変化に着目し、工程平均を変化させる外乱が存在する場合の制御方法を開発した。現在は、この制御方法の効果の理論的な評価を行っている。無視できない測定誤差が存在する場合の動特性の把握に関する問題に関しては、測定誤差がシステム同定の結果にどのように影響するのかを解析した。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)