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海産由来環状ブロモエーテル化合物の生合成研究

Research Project

Project/Area Number 07780485
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Bioorganic chemistry
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

石原 淳  北海道大学, 大学院・理学研究科, 助手 (80250413)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords環状ブロモエーテル / 生合成 / ローラレン
Research Abstract

環状ブロモエーテル化合物は、紅藻ソゾ属の海藻から、数多く単離、構造決定されており、現在までに数十種類が知られている。これらの化合物は天然界では容易く合成されているにもかかわらず、人工的な合成は困難を窮めており、生合成反応の化学的解明が求められている。本研究では、このなかで特に注目されているロ-レナン型化合物の生合成反応について検討を行った。
ロ-レナン型化合物は、紅藻ウラソゾから単離される8員環ブロモエーテル化合物であり、ロ-レアチン、イソロ-レアチン、ローラレン等が知られている。これらの化合物は、いずれもプレロ-レアチンを前駆体とし、ブロモペルオキシダーゼにより生じた臭素カチオン種と反応することで生合成されていると考えられていたが、実験的な証拠は皆無であった。。そこで、今回、ウラソゾより単離したロ-レアチンを(3E)-および(3Z)-プレロ-レアチンに誘導し、これをNaBr,過酸化水素存在下、ペルオキシダーゼの一種であるLPOにて反応を行った。すると、(3E)-体からはローラレンが得られ、(3Z)-体からはロ-レアチン、イソロ-レアチンが生成した。これらの化合物は全て、天然物のスペクトルデータと一致することで、構造を確認した。本研究によって、3位の幾何異性によって、これらロ-レナン型化合物が作り分けされることが強く示唆され、一連のブロモエーテル化合物の生合成解明に重要な知見を与えたと考えられる。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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