Project/Area Number |
07780508
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Structural biochemistry
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Research Institution | Ochanomizu University |
Principal Investigator |
小島 京子 お茶の水女子大学, 理学部, 助手 (80262351)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1995: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | レクチン / アネキシン / グルコサミノグリカン |
Research Abstract |
アネキシンはリン脂質/カルシウム結合性タンパク質ファミリーで、現在までに哺乳類では10数種類が見い出されている。我々はアネキシンIV、V、VIがカルシウム存在下でシアロ糖タンパク質やグリコサミノグリカンに結合するレクチンであること明らかにした。アネキシンVは神経栄養活性を持つことが最近明らかにされ、アネキシンVが神経調節を行うためにニューロン上の糖鎖をリガンドとして認識している可能性が示唆された。本研究ではアネキシンVのブリコサミノグリカン結合特異性を調べ、中枢神経系における内在性リガンドの同定を行うための基礎的研究を目的とした。 (1)アネキシンVのグリコサミノグリカン結合特異性 種々のグリコサミノグリカン(ヘパリン、ヘパラン硫酸、コンドロイチン硫酸、コンドロイチン、ヒアルロン酸)を結合させたセファロースゲルを用いてアフィニティークロマトグラフィーを行い、アネキシンVの特異性を調べたところ、アネキシンVはヘパリン/ヘパラン硫酸に強く結合したが、コンドロイチン硫酸とも弱い相互作用がみられた。 (2)アネキシンV発現細胞の同定 ウシアネキシンV対するポリクローナル抗体を使って、ウシ組織切片を免疫組織化学的に染色したところ、アネキシンVは脳では神経細胞には発現しておらず、神経膠細胞にのみ発現していることが明かになった。
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