O-結合型糖鎖合成に関与するシアル酸転移酵素遺伝子郡の発現解析
Project/Area Number |
07780613
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Molecular biology
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Research Institution | The Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
黒澤 信幸 理化学研究所, フロンティア研究システム, 研究員 (50241253)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1995: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | シアル酸転移酵素 / ゲノム構造解析 |
Research Abstract |
報告者らによりクローニングされた2種類のニワトリシアル酸転移酵素(ST6GalNAcII及びST6GalNAcI)の塩基配列を基に、マウスホモログcDNAをクローニングした。更にこれらをプローブとしてコスミドライブラリーをスクリーニングし、両遺伝子のゲノムクローンを得た。 ST6GalNAcII遺伝子は、弱いmRNAの発現がほぼ全ての臓器で認められ、また精巣、乳腺では強いmRNAの発現が認められた。本遺伝子のゲノム構造を解析した結果、ST6GalNAcII遺伝子は8つのエクソンよりなる、ゲノムサイズ約25kbの遺伝子であることが明かとなった。本遺伝子のプロモーター領域には、SP1,AP-2,ATFの結合部位が存在した。ルシフェラーゼをレポーター遺伝子として用いたプロモーター解析の結果、本遺伝子は転写開始点上流200bp内に存在するSP1結合部位が転写活性に重要であることが明らかになった。またAP-2,ATF結合部位を含む領域は転写増強作用のあることが明らかになった。 ST6GalNAcI遺伝子は、非常に弱いmRNAの発現がほぼ全ての臓器で認められた。本遺伝子のゲノム構造を解析した結果、ST6GalNAcI遺伝子は8つのエクソンよりなる、ゲノムサイズ約12kbの遺伝子であることが明かとなった。興味深いことに、ST6GalNAcI及びST6GalNAcII両遺伝子のゲノム構造は非常に類似していた。本遺伝子のプロモーター領域には、Myc,Etsの結合部位が存在した。現在ヒト並びにニワトリ遺伝子のプロモーター領域のクローニングを終了し、ルシフェラーゼをレポーター遺伝子として用いたプロモーター解析を行っている。
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Report
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Research Products
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