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虹彩色素上皮細胞によるレンズ細胞への分化転換機構

Research Project

Project/Area Number 07780668
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Developmental biology
Research InstitutionOkazaki National Research Institutes

Principal Investigator

小阪 美津子  岡崎国立共同研究機構, 基礎生物学研究所, 助手 (50270476)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords分化転換 / 色素上皮細胞 / 脱分化 / 再分化 / レンズ再生
Research Abstract

ニワトリ(孵化後1-2日)の眼球より虹彩色素上皮細胞を分離し培養を行い、色素細胞の分化状態を安定に維持する条件、及びレンズ細胞へ効率よく分化転換させうる最適条件を決定することができた(国際学術誌に投稿準備中)。今回得られた虹彩色素上皮培養系はその安定性、再現性、分化転換効率が、従来の網膜色素上皮細胞培養系に比べ非常に高く、レンズ再生の分子機構の解明に優れたモデル系となり得ると考えられた。
色素上皮細胞がレンズ細胞へ分化転換する過程において、bFGF(basic fibloblast growth factorは必須の因子であり、色素上皮細胞の脱分化過程、レンズ細胞への再分化過程の双方のステップにおいて重要な働きを持つことが示唆された。さらに、各種増殖関連因子を培養系に添加しその影響を検討した結果、EGF(epidermal growth factor)が虹彩色素上皮細胞の分化状態に著名な変化を及ぼすことが初めて明らかとなった。予備的実験から、EGFは虹彩色素上皮細胞の脱分化を促進する可能性が示唆され、この因子の分化転換過程での働きを明らかにするとともに、生体でのレンズ再生過程におけるEGFの関与についても現在解析中である。
上記のニワトリ色素上皮細胞による分化転換過程の解析を行うと共に、トランスジェニック実験系が確立しているマウスにおいても虹彩色素上皮細胞の培養を試みた。その結果、野生型マウス由来の色素上皮細胞は早い段階で増殖が停止し株化は困難であったが、ガン抑制遺伝子P35分子の遺伝子をジーンターゲット法により破壊したマウス(p53ノックアウトマウス)由来のものでは、長期間培養が可能で、10数種の独立した細胞株をクローニングすることに成功した。現在、これらの細胞株についての性状分析を行っている。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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