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チロシンリン酸化酵素Fyn過剰発現およびその活性型分子発現の成熟脳における効果

Research Project

Project/Area Number 07780730
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Neuroscience in general
Research InstitutionOkazaki National Research Institutes

Principal Investigator

児島 伸彦  岡崎国立共同研究機構, 生理学研究所, 助手 (80215251)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywordsチロシンキナーゼ / Fyn / トランスジェニックマウス / けいれん / チロシンリン酸化タンパク質 / ペンチレンテトラゾル
Research Abstract

成熟脳におけるチロシンキナーゼFynの役割を調べる目的で、正常Fynおよび活性型FynのcDNAをカルモジュリキナーゼIIアルファサブユニットのプロモータによって発現するトランスジェニックマウスを作成した。これらの動物では生後の前脳ニューロンでトランスジーンの発現が認められた。Fynの比活性は正常型では内在のFynと同等、活性型ではその約3倍であった。これらの動物のうち、活性型Fyn発現マウスでは生後1、2か月で自発けいれんによる死亡例が頻繁に観察された。ペンチレンテトラゾルによるけいれん誘発実験の結果、これらの動物ではけいれん誘発に必要な投与量が野生型、Fyn欠損、正常型Fyn発現マウスに比べて有意に少なく、けいれん誘発の閾値が低いことがわかった。このことはFyn活性の調節が正常な神経活動に重要であることを示唆する。これらの動物の前脳抽出物を抗リン酸化チロシン抗体によってイムノブロット解析を行ったところ、分子量 180kD および 85kD のタンパク質(PT180 およびPT85)のチロシンリン酸化が野生型に比べ有意に増大していることが明らかとなった。これらのリン酸化はFyn欠失マウスでは逆に減弱していることからこれら2種のタンパク質はFynによって優先的にリン酸化されるFynの基質である可能性が高い。これらのタンパク質を同定するための第一歩として細胞分画法により分画した各画分のイムノブロット解析を行ったところPT180は可溶性画分に、PT85はシナプトソーム膜画分および後シナプス肥厚部画分に多く回収された。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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