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スンクス口蓋扁桃陰窩上皮の発現する接着分子に関する基礎的研究

Research Project

Project/Area Number 07780759
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Laboratory animal science
Research InstitutionKansai College of Oriental Medicine

Principal Investigator

東家 一雄  関西鍼灸短期大学, 鍼灸学科, 講師 (90183491)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1995: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywordsスンクス / 口蓋扁桃 / 陰窩上皮 / 接着分子 / ICAM-1 / Woodruff assay
Research Abstract

今年度、本研究課題に交付された補助金で実施された研究により、スンクス口蓋扁桃の陰窩上皮とリンパ球の接着機構に関して以下に示す新知見が明らかにされた。
1.スンクス口蓋扁桃をPPDなどの蛋白抗原で反復刺激すると陰窩上皮内に浸潤するリンパ系細胞が増加し、上皮側にもM細胞様の細胞が出現するなどの組織構築の変化がみられ、その背景には上皮とリンパ系の細胞接着を担う接着分子の発現パターンの変化があるものと思われた。
2.正常スンクス口蓋扁桃の新鮮凍結切片を用いたWoodruff assayで扁桃を覆う粘膜上皮とリンパ球との接着を調べたところ、陰窩上皮の領域においてのみリンパ球の特異的接着が観察され、その他通常の重層偏平上皮では接着はみられなかった。
3.上皮が発現し得る接着分子に対する抗体を用い免疫組織学的染色を行ったところ、陰窩上皮の上皮細胞はラットICAM-1に対する抗体で膜に陽性反応を認め、その発現の程度は抗原刺激された個体で増加する傾向を示した。
4.Woodruff assayに抗ICAM-1あるいは抗LFA-1抗体を添加することで接着反応は部分的に阻害されたことから陰窩上皮ーリンパ球間の細胞接着の一部はICAM-1/LFA-1反応系に依存していることが示唆された。
5.以上の結果から、口腔内抗原により扁桃が刺激されると陰窩上皮において接着分子の発現パターンに変化が生じ、そのことが抗原に対応するリンパ系細胞の上皮内への遊走を支持し、抗原の捕捉や抗原提示などの免疫応答を促進するものと考えられた。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-03-31   Modified: 2016-04-21  

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