Project/Area Number |
07780772
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Biomedical engineering/Biological material science
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
丸山 剛生 東京工業大学, 工学部, 講師 (90181833)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1995: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 筋硬度 / 動作 / 筋発揮力 |
Research Abstract |
活動中の筋硬度の測定を試みるため、測定部位皮膚表面からのばね材での押し込みが、筋の硬さ変化によって押し戻される反発力を筋硬度と表し、小型・軽量でダイナミックな動きに対応できる筋硬度計を試作した。これを用いて前腕屈曲動作時の上腕二頭筋を対象に、筋発揮力と筋硬度の関係について検討した。 等尺性動作実験は、被験者6名を対象に肘関節角度を伸展位から90度及び45度に屈曲した状態で保ち、前腕と直交する方向に無負荷及び1kg〜6kgの範囲で1kg間隔の負荷をかけた。 さらに、等速性屈曲動作実験として無負荷及び2kg,4kg,6kg,8kgの負荷をかけ、伸展位から90度屈曲位までの屈曲動作を2秒間、一定速度で行った。屈曲動作によって筋の変形が考えられるため、筋硬度計を上腕二頭筋腹部を中心として3カ所に取り付けた。また、負荷が常に前腕直交方向にかかるような一定トルク装置を用いた。 その結果、等尺性動作における筋硬度は、筋発揮力と直線関係のあることが認められた。本研究で試作した筋硬度計で測定した筋硬度が、筋発揮力に反映され、筋の活動状況を観察する方法として有効であることを確認した。 等速性屈曲動作時の筋硬度は、肘関節角度の変化によって影響され、その傾向は測定部位や被験者によって異なる結果であった。すなわち、筋硬度は筋発揮力のみだけでなく、測定部位の筋の変形に影響されることが考えられた。しかし、前腕伸展時筋復位で測定された筋硬度では、肘関節角度に関係なく筋発揮力との関係が認められ、動作中においても筋硬度変化を観察できることが確認された。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)