Project/Area Number |
07804030
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Geology
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
仲谷 英夫 香川大学, 教育学部, 助教授 (20180424)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1995: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | 陸上古環境 / 環境変遷 / データベース / 後期新生代 / 哺乳類 / 奇蹄目 / ユーラシア東部 / 東アフリカ |
Research Abstract |
本研究では後期新生代に最も繁栄した哺乳類である奇蹄目の産出年代や生物地理、古環境データをETE(the Evolution of Terrestrial Ecosystems Consortium)で示されたような基準で整理、収集し、研究型データベースの構築と新生代後期の陸上の古環境変遷を解明することを目的とし研究を進め、以下のことがらを明らかにすることができた。 1.東アフリカ・エチオピア南部コンソ地域で国際学術研究(学術調査)によって採集された前期更新世哺乳類化石3100標本の標本情報を中心とする古環境データベースを完成した。このうち奇蹄目は3科7種に及んだ。これらの解析よりより森林的な環境からより草原的な環境へ変化する様子が復元できた。 2.中国西南部雲南省元謀盆地の後期新生代哺乳類化石産出層準の堆積学的検討と花粉分析により当時の古環境変遷を初めて明らかにした。とくに鮮新世から前期更新世に温暖期と寒冷期の繰り返しによる5回の気候変動が認められた。 3.北海道朝日町の初期〜中期中新世奇蹄目化石のクリーニングを行い北米産のバク科化石と比較した結果、新しい種類のバク科の化石であることを明らかにした。 このような成果のもとに以下の研究を継続しつつある。 1.中国西南部雲南省元謀盆地の後期新生代哺乳類化石産出層準の年代データ(古地磁気、放射年代、生層序など)を加えつつある。 2.以上に関連した東南アジアの後期新生代古環境データ(古地磁気、放射年代、生層序、花粉などの微化石、堆積構造との関係、化石の産状など)を文献上で検索しデータベースに加えつつある。 これらデータを総合することにより後期新生代のユーラシア東部や東アフリカの陸上古環境データベースを完成させ、他の地域のデータとリンクすることにより、哺乳類の適応放散、動物群の入れ替わりと地球温暖化や草原環境の成立などとの関連も解明したい。
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