Project/Area Number |
07806039
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Applied animal science
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
山内 高円 香川大学, 農学部, 教授 (50111232)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上曽山 博 香川大学, 農学部, 助手 (90263889)
一色 泰 香川大学, 農学部, 教授 (40035986)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | 鶏 / 腸管 / 粘膜免疫 / 組織学的検索 |
Research Abstract |
本科学研究費補助金の研究課題は、鶏の初生雛の腹腔内卵黄嚢が、メッケル憩室として消失するまでの経路を究明し、その際、回腸に放出された卵黄の免疫学的作用機序を組織学的に立証し、更には、鶏自身の免疫能力を応用して、鶏の生産性向上をはかろうとするものであった。腹腔内の卵黄嚢内卵黄は卵黄嚢上皮細胞に吸収された後、血管系により肝臓に吸収されていく経路がほぼ6割で、残り4割は直接、腸管内腔へ放出されていることが判明した。この腸管内腔への卵黄の排出により、腸管上皮細胞が刺激され、微細構造の完成にむけて生後発達することも電子顕微鏡学的観察により、明かとなった。この結果は体重の変化と一致しており、卵黄嚢結紮鶏の初期発育は有意に抑制され、雛入荷後、卵黄の吸収を目的とした1日間の絶食はその後の発育に大きな影響を与えることが証明された。腸管の免疫能については、分泌型のIgAによる追試が必要と思われる。
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