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ネットワーク状ミトコンドリアの発生機構

Research Project

Project/Area Number 07807004
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field General anatomy (including Histology/Embryology)
Research InstitutionTottori University

Principal Investigator

名黒 知徳  鳥取大学, 医学部, 助教授 (50032230)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Keywordsmitochondria / olfactory bulb / SEM / ultrastructure
Research Abstract

なぜ、嗅球の顆粒細胞ではミトコンドリアが1個のネットワークを形成しているのか?
この問に答えるために、平成7年度は周産期の動物と成熟した動物を用いて、顆粒細胞の成熟課程を発生学的見地から以下の3つの仮説を立てて研究した。
1)複数のミトコンドリアが成熟細胞に分化する課程で互いに融合してネットワークを形成する。
2)複数のミトコンドリアの内、1個だけが生き残りネットワークを形成する。その他は消失する。
3)ミトコンドリアの形態および個数は細胞の機能状態により変化する動的なものである。
実験結果の概略;
1。幼若な顆粒細胞では多数存在していた球形のミトコンドリアがネットワーク状ミトコンドリアの出現とともにその数が減少していた。
2。幼若な顆粒細胞のネットワーク状ミトコンドリアに細くくびれた部位が高頻度で出現した。
3。成熟顆粒細胞のネットワーク状ミトコンドリアはふつう、分岐部以外は一定の太さであった。
4。成熟顆粒細胞のミトコンドリアでも稀にくびれた部位が高頻度で出現する場合があった。
これらの結果は上記仮説の内、1)の可能性を強く支持していると考えられる。しかし、完全に2)および3)である可能性を排除できていない。より確実な結論を導くためには、ミトコンドリアの細くくびれた部位が、融合直後なのか?分裂直前なのか?融合や分裂に関係ない像?かを、形態学的に立証し区別することが今後必要である。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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