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換気カプセル法による布片被覆皮膚の発汗解析

Research Project

Project/Area Number 07807013
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Environmental physiology (including Physical medicine and Nutritional physiology)
Research InstitutionPrefectural University of Kumamoto

Principal Investigator

乙益 絹代  熊本県立大学, 生活科学部, 助教授 (90137365)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 松本 孝朗  長崎大学, 熱帯医学研究所, 助手 (60199875)
Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Keywords換気カプセル法 / 温熱性発汗 / 衣服素材の物性 / 汗蒸発
Research Abstract

発汗時の快適性をコントロールする布素材の汗蒸発に及ぼす影響を明らかにする目的で、実際のヒトの皮膚の上で汗が布を介して蒸発していく過程の解析を通して発汗反応に関与する衣服素材の検討を行った。容量式湿度計-換気カプセル法の発汗カプセル内に布片を挿入し、発汗時に皮膚を被覆した布素材(絹・綿・ナイロン)を介して得られるカプセル内相対湿度の連続測定を行い、布を3枚重ねた場合と1枚の場合の汗蒸発への影響を比較検討した。
結果の概要は、次の通りである。
両下肢を温水に浸した熱負荷によって発現した汗の、布素材を介したカプセル内相対湿度の上昇は、発汗開始時より僅かに遅れ、その遅れは、布片3枚装着が1枚装着よりも大きかった。熱負荷終了後、カプセル内相対湿度の減少は、布片3枚装着が1枚装着よりも明らかに遅れた。その遅れは、綿が他に比して大であった。これらの結果は、布素材の乾燥特性の試験結果とよく一致した。皮膚表面に対する布片の接触法の違いでは、相対湿度が元のレベルにまで戻る回復時間は、皮膚に布片を部分的に接触させた場合と非接触の場合が、皮膚に全体的に接触させた場合よりも遅かった。
本研究において考案した発汗カプセル内に布片を挿入し、布片を介しての相対湿度変化を測定する方法は、ヒトの皮膚に接触している衣服を通過する汗蒸発の仕方(衣服の発汗に及ぼす影響)を解析をするのに大変有用であると考える。今後、様々な素材を組み合わせた場合についてさらに検討を行う予定である。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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