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トリパノソーマ感染宿主細胞の増殖抑制とアポトーシスに関する分子生物学的解析

Research Project

Project/Area Number 07807031
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 寄生虫学(含医用動物学)
Research InstitutionJuntendo University

Principal Investigator

嶋田 淳子  順天堂大学, 医学部, 助手 (20211964)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Keywordsトリパノソーマ / 宿主細胞 / 増殖抑制 / 分子生物学 / アポトーシス
Research Abstract

1.Trypanosoma cruziの錘鞭毛期(trypomatigote)、無鞭毛期(amastigote)について、マウス由来線維芽細胞(Swiss 3T3 fibroblast)を宿主細胞としたin vitro 感染モデル系を確立した。T. cruziの感染後、一定期間ごとに細胞をホルマリンで固定し、ヨウ化プロピジウム(PI)で核DNAを染色後、このPIのケイ光強度を顕微鏡分光装置を用いて測定し、宿主細胞の核DNA含量を定量した。
2.PI染色の際、宿主細胞内のamastigoteの核も染まるため、amastigote数も同時に測定した。Amasigote数と宿主細胞の核DNA含量の相関について調べたところ、amastigoteが20個以上存在する感染細胞のDNA含量の平均値が高いことが明らかとなった。また、多数のamastigoteが感染した細胞の核DNA含量の分布は、コントロールと異なり、細胞周期のG1期からG2期までブロードなパターンを示した。これより宿主細胞の分裂、増殖制御はT. cruzi感染により損なわれていることが示唆された。
3.T. cruzi感染細胞では、コントロールに比べて多核の細胞の割合が多いことから、細胞分裂の過程で、核分裂は起こるが細胞質分裂が進行しない可能性が考えられる。そこで、細胞質分裂に関与するアクチンの変化を調べるため、Rhodamine Phalloidinによる蛍光抗体法により細胞を観察したところ、感染細胞ではアクチンのストレスファイバーが認められなかった。次に、Western blotを行うため、抗体の検索を行った。抗回虫アクチン抗体は、宿主細胞およびT. cruziのアクチンと反応することがわかり、今後の解析に有用であることがわかった。
4.細胞が死ぬ過程(アポトーシス)については現在検討中である。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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