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破歯細胞誘導因子の探索

Research Project

Project/Area Number 07807176
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Conservative dentistry
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

横田 若生  大阪大学, 歯学部, 助手 (00230649)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 糸田川 徳則  大阪大学, 歯学部, 助手 (70232494)
鳥居 光男  大阪大学, 歯学部, 助教授 (30116066)
Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Keywords特発性多発性歯根吸収 / 破歯細胞 / 誘導因子
Research Abstract

特発性多発性歯根吸収は、局所的にも全身的にも原因がないにもかかわらず、多数の歯の歯頚部象牙質が次々と急速に吸収されてゆく、非常に稀な疾患である。我々は、臨床で遭遇した本疾患々者の観察経過により、本疾患における歯根吸収は、患部に接する歯肉組織が何らかの原因で破歯細胞に分化すると考えるのが妥当との結論に達した。そこで、患歯象牙質に破歯細胞誘導因子が含まれているとの仮説をたて、培養細胞系で象牙質吸収を再現することを試みた。
本疾患により歯根吸収が進行し保存不可能になり抜歯された歯の吸収窩内に増殖していた組織を採取し、細切した後培養した。out growthしてきた線維芽細胞様のものを歯肉細胞として用いた。患歯の象牙質については、吸収窩周辺の象牙質をダイアモンドディスクを用いて、できるだけ薄片状に切り出したのち、ナイフで0.5〜数mm^2の小片に割断したものを紫外線照射により滅菌して用いた。また本疾患は本来有髄歯に発生するとされているところから、歯髄の関与も考えられるため、患歯より抜髄した歯髄を歯肉と同様に培養し、歯髄細胞とした。まず、歯肉細胞を適当な濃度にシャーレに分注した後、中央に象牙質片をおいて培養した。3日目毎に培地を交換し、1ケ月間培養を続けた。歯片は完全に歯肉細胞にとり囲まれたが、歯片に接する細胞に破歯細胞様の形態変化はなく、吸収も生じなかった。さらに歯髄の影響を考慮し、歯肉細胞と歯髄細胞の混合培養、あるいは歯肉細胞の培地交換時に半量の歯髄細胞の培養上清を加えた系などに歯片をおいて培養を行ったが、いずれも破歯細胞を誘導することはできなかった。ただ培養継続中に特に歯肉細胞において、円形で密に固って増殖する細胞が混在してくるようになり、この新たな細胞を単離し、この細胞に何らかの原因があるのかを探そうとしているところである。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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