教科用語に関する日中両言語の比較研究-理科を中心に-
Project/Area Number |
07808032
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Japanese language education
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Research Institution | Takaoka National College |
Principal Investigator |
山田 眞一 高岡短期大学, 産業情報学科, 助教授 (20210453)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | 日中対照言語 / 理科の教科用語 / 生活言語 / 学習言語 |
Research Abstract |
1 研究内容 (1)中国の理科の教科書(小学課程のうち第一、三、五分冊)のテストデータ化と、それに内容が対応する台湾の理科の教科書、および日本の理科の教科書のテストデータ化。 (2)日中対照言語学上問題となる語についての検討。 2 研究成果 (1)「水のたび」が“水的循〓"となっているのは、生活言語(Basic Interpersonal Communicative Skills)と学習言語(Cognitive/Academic Language Proficiency)という習得過程における言語の層の違いという問題にとどまらず、中国語では、書面語と口頭語の差が著しいということとも関連がある。 (2)「ちから」に対応する中国語の“力"は辞書では、拘束形式とされているが、理科の教科書においては、自由形式として使われている。生活言語から学習言語への移行期に使われる語彙には、通常の使われ方とは異なる場合がある。 (3)台湾の理科の教科書では“星星"にも量詞“顆"がつき、「普通話」との語法上の違いが見られる。 3 今後の展開 (1)理科の教科書(中国語および日本語)の全テキストデータ化と、それに基づいた対照用語集の作成。 (2)分野別の対照用語集作成の前提として、『日本語教育のための基本語彙調査』(国立国語研究所)に相当する中国語教育基本語彙に関わる調査と基本語彙の選定。
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Report
(1 results)
Research Products
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