Project/Area Number |
07851020
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
社会学(含社会福祉関係)
|
Research Institution | Fukuoka Prefectural University |
Principal Investigator |
福家 繁美 福岡県立大学, 人間社会学部, 助手 (80254647)
|
Project Period (FY) |
1995
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
|
Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
|
Keywords | 配偶者選択 |
Research Abstract |
この研究の本年度の実施結果は、配偶者選択に関して調査した約1000名の統計的調査データを様々な統計的解析技法を用いて多次元的、総合的に処理し、事例的調査研究のための仮説群を再構成し、導き出された結果に従い面接調査を行い、より具体的な配偶者選択のデータを蒐集し現在分析中である。 その主な内容は、出会いから二人の人間関係がどのように進展して結婚に至ったのか、その過程の中で二人が解決しなければならなかった障害や課題が存在したのか、その逆として結婚にプッシュする内的要因と外的要因として考えられるものには何があったのかなどを調査したことである。また、統計的調査結果の中から得られた配偶者選択の決定理由としてあげられた最大要因の「愛情」、「性格の一致」、「価値観の一致」などの選択基準が結婚後の生活にどのような影響を及ぼしているのか、かつての選択基準が重要な基準であったのかなどを再評価するための質問など、より具体的な配偶者選択のデータの蒐集、分析に取り組んでいる。 今後の研究の展開としては、未婚者の配偶者選択に関する統計的調査を実施し、より重層的に配偶者選択の選択-拒否のメカニズムの解明を目指したい。さらに、結婚後の生活で配偶者が「愛情」、「性格の一致」、「価値観の一致」等の選択基準を満たせなくなった時、二人の関係は解消され離婚へと容易に向かうのかなど、配偶者選択を起点に現代家族の特質を捉えてみたい。
|