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成人吃音者および正常話者における非流暢発話の構音動態に関する研究-舌運動と声帯の開閉運動の観察-

Research Project

Project/Area Number 07851032
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Educaion
Research InstitutionGifu University

Principal Investigator

廣嶌 忍  岐阜大学, 教育学部, 助手 (40262745)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords吃音 / 構音 / エレクトロパラトグラフィ / 成人
Research Abstract

研究代表者は先行研究で、成人吃音者の非流暢発話を対象にして音響分析を行い、吃音の生成メカニズムについて新たな仮説の提唱を行った。本研究は、非流暢発話生起時の舌運動ならびに声帯の開閉運動を直接的に観察する実験生理学的手法を用いて、先行研究での仮説を検証することを目的とした。また、これまで主に研究の対象を吃音児あるいは吃音者の非流暢発話に限定していたが、今回は正常話者の非流暢発話に関してその発声発語運動の動態を観察することで吃音と正常非流暢との関連性を明らかにし、吃音の新しい定義づけを行うことを試みた。
本研究の被験者は成人吃音者2名と正常成人話者2名であった。成人吃音者の非流暢発話について音響分析を実施したところ、先行研究を支持する結果を得ることができた。正常成人話者の非流暢発話については本研究で初めて分析をおこなったものであるが、正常話者に生起する非流暢発話においてでも吃音者と同様な発声発語運動が生起していることが明らかになった。すなわち、この結果から、正常非流暢発話は吃音者における非流暢発話とが同一のメカニズムで生起している可能性が示唆された。
エレクトロパラトグラフィによる舌運動の観察では、正常話者および吃音者ともに被験者自身が意図的に生成した非流暢発話である疑似吃音を分析の対象とした。疑似吃音生起時における舌運動には、正常流暢な発話の生起時に比較して舌の運動の範囲にばらつきが大きいことが明らかになった。また、疑似吃音においても正常流暢な発話には観察されない舌運動が観察できた。今後、疑似吃音と意図的ではなく生起した非流暢発話との関連性を明らかにしていくとともに、意図的ではなく生起した非流暢発話の発話サンプルの収集方法について検討を行い、非流暢発話の特質を明らかにしていく。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-25  

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