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極強酸性土壌における水稲根の酸化力と養分吸収力からみたアルミニウム耐性の品種間差

Research Project

Project/Area Number 07856002
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 作物学
Research InstitutionMie University

Principal Investigator

江原 宏  三重大学, 生物資源学部, 助手 (10232969)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1995: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywordsアルミニウム / イネ / 酸性土壌 / 指示薬 / 品種間差
Research Abstract

本学実験圃場内の水田土壌を用いて、酸性土壌条件をつくり出すための方法、並びに指示薬を用いて視覚的に土壌pHの変化を調査する方法を検討するとともに、土壌pHに対する日本型イネ品種の生育反応の差異を調査比較し、以下の結果を得た。
1.土壌の酸性化とアルミニウム含量
(1)土壌酸性化の検討
埴壌土水田土壌(pH5.94)に硫酸(36N)を添加し、pHの変化を調査したところ、土壌100gのpH変化は次のような指数式で表せることが明らかになった。
y=5.834e^<-1.889x> R^2=0.922
(2)人工酸性土壌のアルミニウム含量
上記の方法でpH3.90〜5.94の範囲で5段階のphが異なる土壌を設定し、yUANの方法により置換性アルミニウムを測定したところ、pH5.94では検出されず、pH3.90では11.85mg/100gの置換性アルミニウムが検出された。
2.ブロムフェノールブルーによる土壌pHの観察
通常ブロムフェノールブルーは0.1gを20mlのエタノールに溶解した後に100mlに調製するが、イネの発芽趣旨は極僅かでもエタノールを含む培地では生長が著しく阻害された。そこで、エタノールを用いずにブロムフェノールブルーを調製し、土壌に混入したところ、土壌は十分に染色され、pHの違いがはっきりと観察された。
3.土壌pHに対する日本型イネの生育反応の品種間差
日本型イネ10品種を用いて、上記のphの範囲における草丈、最長根長、地上部・地下部乾物重を調査したところ、pHに対する核形質の反応から次の3グループに分類できた。
・対アルミニウム性小:地上部・地下部とも生育阻害が小さい(ツクバハタモチ)
・対アルミニウム性中:地上部のみ生育が阻害される(コシヒカリ、ヤマヒカリ)
・対アルミニウム性大:地上部・地下部とも生育が阻害される(越路早生、他)

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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